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キタウラカスミ from fanbox
キタウラカスミ

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新刊ネーム(悩み中)

はたて「あんたって本当に若作りというか・・・」

文「あやや~手厳しいですねぇ」

はたて「そんなに若作りする必要ないんじゃないの?威厳もへったくれも・・・文?」


ー私は探しているのです。ー


「鴉の命なんてこんなものです・・・」

遠のく意識の中、一羽の鴉は己が不覚を取り大鷲に襲われエサになる事を待逃れたことに満足すると共に、なぜあの時用心をしなかったのかと後悔をしていた。


「次はもう少しだけ速く飛べればいいのに・・」

命が尽きるその直前であった


ーなんだかなぁ・・・ー


男性の声・・・人間ですか・・・食べても美味しくないですが、誰かに看取ってもらえるなんて幸せものですね・・・


記憶はそこで途絶えている


気が付くとそこは見知らぬ藁の屋根。

「おぉ、生きてたか!よかった!」


見知らぬ男はモノ好きなようで鴉を助けた。

丁寧に爪で裂かれた箇所を縫ってしっかり治療をしていたのだ。

「とりあえず経過観察だなぁ。」


難しそうな顔をしながら男は何かを見ている。

そして鴉の傷跡を見ながら何かを塗り満足気である。


後に知ったんですが、獣医ってやつでこの時代に動物を治すなんてとっても変わり者に思えたのです。


痛みで意識を失いかけては治療を受ける毎日。

そんな日々をどれくらい続けただろう。


私は飛べるようにまで回復した。

それでも私は飛べないふりをしていたのです。

しっかりとした食事。

外敵に襲われない平和な日々。

私はこの籠の中で一生過ごしてもいいんじゃないかとまで思ってました。


名前も知らない人間の男性は私を見る度ニコニコしていますし、お互いメリットがあったんじゃないでしょうか?

「ペット」ってやつですよね。


そんな生活が長く続くと私は思ってました。


ある日、人間はこういいました。

「そろそろ飛び立たないかなぁ・・・そんなに時間もないんだよな・・・」

悲しそうに私に話しかける人間に私はちょっとだけ疑問を感じながらもこう問いかけました


「どうしたんですか?」


もちろん、鴉の言葉など鳴き声でしかありません。

それでも人間は何かを悟ったかのようにこう言ってきたのです。


「私はそう長くない。お前が元気に飛び立ってくれたらそれで私は思い残すこともないんだ。」


翌日、私はそんな人間の恩を返す為、籠から飛び立ち、姿を消しました。


ゆく当てもなく、寂しさにも似た感情。

人間に情が湧くなんておかしな話ですが、気になってしょうがない。


そんな時でした。

大きな影が私の頭上に現れた。


あの大鷲だ。

拾った命を無駄にしたくない。その一心で私は全力で飛びました。

それでも翼の大きさで叶うはずもなく、馬鹿な私は2度も同じ大鷲につかまりました。


ー私はそう長くない。お前が元気に飛び立ってくれたらそれで私は思い残すこともないんだー


すみませんねぇ。やっぱり運命には敵わないですよ・・・

私は撃墜され山の奥深くに落ちました。


ー・・・お前は何かやり残したことがあるのか?そんな悲しそうな顔をしよってー

天狗。


街で聞いた人さらい。それが天狗。

私は人間ではないのでなんで興味があるのか解りませんでしたが「やり残した事」に少しだけ思い当たる節がありました。


ー誰よりも速く空を飛びたかったー


天狗はそんな私の声を聴いてか聞かなかったのか解りませんが、私をそのまま持って帰り、意識を取り戻した私はあたかも人間の様な体を手に入れていました。


私を拾ったのはこの山の大天狗。

人で不足だったらしく、この私を天狗にしたようです。


たまたま街に良く顔をだし、食料をあさっていた私が様々な鴉に街の様子を伝えていたことを知っていたらしく、私はこの大天狗の元、修行をすることになりました。


どれだけの時間が流れたことでしょう。

修行を終えた私は欲しかった「速さ」を手に入れたと同時に名前を手に入れました。


ー射命丸文。これからお前は射命丸文と名乗るがいいー

大天狗からの命令は「人間たちの情報収集」「この山の警護」などで、今の私はそれを今でも命令として行っております。


私が射命丸文と名乗り人間の里に初めて入った時、思い出すのは空からみた光景。

まさか地面に足をつけてこうして人間と会話することが出来るなんて思いもしませんでした。


里を散策していて私はふっと思い出したんです。


ーあの人間はどうなったのでしょうー


あれから大分時間も経ち、きっと生きている事はないでしょうが、やはり興味が足を進ませる。


なんとも言えない感情が徐々に駆け足にしていきました。


家は既に半壊していました。


中に入るとあの籠が。

懐かしいような、忌々しいような感情でその籠をじーっと眺め、一刻が過ぎた頃のことです。


ーこんなところになにしにきたの?ー

そこにいたのは少年でした。


どこか面影のあるあの顔の



っていうような結構シリアスな漫画本を考えてます。

正直重い内容になるとみんな見たいのかなぁっとちょっと及び腰です()

もしよければご意見など頂けたら幸いです(*´▽`*)



新刊ネーム(悩み中)

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